2025年度がスタートしました。
まずは、うれしいご報告を申し上げます。大沼運動公園の人工芝サッカーグラウンド建設が正式に決定しました。
建設スケジュールの詳細はまだ開示されていませんが、今年度秋ごろに着工となると想定しています。
サッカー大国埼玉の人口6位(さいたま市のぞく)の市でありながら、満足なサッカー場がありませんでしたが、これで対外試合も胸を張って開催できそうです。
サッカー場建設に向けて長年ご尽力いただいた、清水前春日部市サッカー協会会長をはじめ関係者の皆様には厚く御礼申し上げる次第です。
次に残念なご報告です。今年度の1種のチーム数は3チーム減となり、11チームとなりました。
選手の高年齢化もあり、チーム運営を維持することが困難な状況になっている現状を痛感しています。
また、この問題は、1種に限ったことではないことがより深刻です。
春日部市は、全国の市町村の「少子高齢化」の平均値を上回っており、特に「コロナ感染症」以降の未就学児の人口が激減しています。
わかりやすく言えば、0~4歳の人口は85~89歳の人口より少ないのです。これは異常事態と申し上げても過言ではありません。
現在の小学生のサッカー競技人口は全国平均で9.4%(男子)です。
つまり、数年後の春日部市内小学生のサッカー競技人口は「50人/1学年」 程度になることが予想されます。(それ以前に小中学校の統廃合が加速するでしょう)
我々春日部市サッカー協会は、5年10年後を見据えた、組織作りや運営を最重要事項として念頭に置かなければなりません。
私自身、昨年度より「育成部部長」を兼務し、7回/月の市内公立保育所でのサッカー保育を開始しました。
1人でも多くの子供たちにサッカーの興味を持ってもらおうという活動です。
若年層から壮年層まで、途切れることない、組織を形成し「生涯スポーツ」としてサッカーを楽しむ団体であり続けたいと考えております。
皆様のご理解・ご協力の上、さらなる発展を目指して本年も活動してまいりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人 春日部市サッカー協会
会長 龍野領平
